主人公・真島ヒロキは、初恋の相手、後に人気アイドルとして名を馳せる常盤涼子の訃報を耳にする。涼子は一度は告白したものの、ヒロキは戸惑いと悲しみに暮れ、断ってしまう。それ以来、ずっと後悔の念に苛まれ、あの時受け入れていれば、今も生きていたかもしれない…もしかしたら、違う結果になっていたかもしれない…と思い続ける。物語は、ヒロキが1997年、彼女に告白されたあの日にタイムスリップするところから始まる。失われた青春を再び味わえるという高揚感に胸を躍らせるヒロキだが…彼を待ち受けていたのは、悲劇と禁断の欲望に満ちた、陰鬱で退廃的なミッションだった。